ストレート・ヘアのお嬢様のセミヌードのイラストに、「お嬢様聖水」のタイトル……
サブタイトルに「私の中の女神が目覚める」「からだが求める117種類の自然の恵みを凝縮」とあるのだが、反響を呼んだのは特殊な趣味をもった変なオジサン達。
発売元の東京メトロは「以外にも問い合わせが殺到してます」と嬉しい悲鳴をあげている。
「聖水」とは愛好家のあいだでは、尿を意味する隠語、かけたり、飲んだりするゲームがひそかに演じられるほどの特殊な世界のお話だ。
三重にあるメーカーの担当者が、新幹線で打合わせの為の上京の折、突然「お嬢様聖水」の名前が神の啓示のごとく降臨したといわれ、あちらの趣味など全く関係ないと、強調している。
が反響は圧倒的に変なオジサン達、地方からこの聖水を求めて、わざわざ東京メトロまで買いにくる、なかには10ケースご注文のオジサンもいるという。
グラスにそそぐとすこし泡立つ黄金色の液体が、いやが上にも聖水感を高め、マニュアの心をくすぐるのだろう。
毎年発売される1000本の新商品のうち、生き残れるのは僅か3本といわれる”千三つ”の世界で、この「お嬢様聖水」早くもヒットの兆しをみせている。
「女神降臨をサポートする女性のための新感覚エナジードリンク」という触れ込み通り、女子の元気に奉仕する飲料水でありつづけて欲しいと願っている。
騒然!入荷即売切れの「お嬢様聖水」
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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