この時期になると、ホトトギスの鳴き声が待ち遠しくなる。
ホトトギスは郭公ともいい、時っ鳥ともいうが文字にすると「不如帰」が好きだ。
湯川に小さな鮎解禁の旗がたつ頃、カッコーの声が聴こえてくる。
軽井沢には田圃の風景がなく、佐久平までいかないとカッコーの声の舞台はひらけてこない。
竹田恒泰さんが吠えていた。 〽 鳴かぬなら 私が鳴こう ホトトギス
隣に座っていた田北真紀子さんが…… 〽 鳴かぬなら 死ぬまで鳴くな ホトトギス
司会役の居島一平さんは、 〽 鳴かぬなら 仕方がないね ホトトギス
三人三様の強さ、弱さが反映して面白かった。
さて筆者はと自答してみた。 〽 鳴かぬなら やめたら鳥を ホトトギス
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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