セコマは凄い。
北海道で学生生活を送ったA君は、僕の青春はセコマにあった。
すすきのに恥を落した単身赴任のB君は、セコマのお蔭で飢えなかった。
新婚を札幌に過ごしたCさんは、セコマに随分助けられた。
北の大地のセコマはそれほどに素晴らしい。セコマすなわちセイコーマートは、顧客満足度調査で4年連続日本一になった。セブンイレブンやローソンが嫌がって出店しない僻地でも、セコマは進んで出店する。
利益の問題ではなく、必要と求められれば、絶対に儲からないとわかっていても店を出す。道民にとって神様のような存在でもある。
だからお里帰りした道民は一番はじめにセコマに行く。セコマには北海道限定サッポロ・クラシックから鮭とばブラックペッパーまで揃っている。
ワンコインで飲める世界のワインも、60種以上あり、朝のクロアッサンから感動的に上手い温玉つき豚丼まである。
セコマのホットシェフは、セブンよりローソンよりも早く、コンビニから愛をとどけた。
暖かい食事を届けたい、だからいつも店内のホットシェフで調理する。 セコマの真心をいちばんよくわかっているのは北海道道民だ。
セコマによって経営者のモラルを教えられた若者のなんと多いことか。女子学生の就職希望もセコマは圧倒的に多い。
道民はセコマを忘れない
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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