軽井沢デーリー・ベストテン

by

in

 この夏軽井沢のお客様は多い。猛暑と節電といろいろ重なってチカバの軽井沢に落ち着いたのだろう。無駄に高いレストランなどは、軽井沢の得意とするところだが、ここでは日常口にするもののベストテンを考えてみた。
 ①「わさび風味の野沢菜漬」…溢れる野沢菜漬のなかでも「つるや」のそれは絶品、我が家では季節のご挨拶に評判すこぶる良し。 ②デリカテッセンの「アスピック・ゼリー寄せ」…ヨコメシ大好きまたわワインの友に別荘族が喜ぶ ③中輕の「ハルタのパン」…ただしイギリス・パンを除く ④急の客には、旧道柏倉の「花豆赤飯」、テレビのけんみん・ショーで軽井沢では赤飯といえば花豆とウソをついていたあの花豆赤飯 ⑤飲み物はミカド珈琲の「ミスティ紅茶・加糖」…いがい祇園の座敷で流行っている ⑥デザートでは「アトリエ・ド・フロマージュのフォンテンヌ・ブロー」…ガーゼに包まれたレア・チーズ・ケーキ ⑦「追分そば茶屋のそば饅頭」…買い置き不可、すぐに食べることが肝要 ⑧つるやにある「ますやの串団子」…みたらし、あんこ、ゴマとあるが、どれもかなりの美味、草もちなどもますやのものは水準が高い ⑨「茜屋のカレー」…民芸様式のコーヒー店なのだが、じつはここのカレーの隠れファンは多い。人間国宝の井上八千代なども、避暑のお別れにかならずここのカレーを食べて汽車に乗った。 ⑩「御影茶屋の昔ながらのナポリタン」と「オゴッソーの親子どん」が拮抗。甲乙つけ難い。
 ここまでスタッフとうんちくをたたかわしていたところ、国民食のラーメンがないということに気がついた。いろいろと特徴を論じた結果、軽井沢のラーメン・ベストには中輕の「梅の家」がいいということになった。弁当でどこかということだったが、結局駅の「おぎのやの玄米弁当」がひとつぬきんでていた。健康志向で値段もリーゾナブル、その狙いがスローライフにぴったりだ。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


カテゴリー


月別アーカイブ