「パリジェンヌたちの秘密のパリ」に触発されて、僕のまわりにいる友達について考えてみた。
「いつもダイエット中」…人生の目標は痩せることだ。 「パーティ万歳」…お立ち台が忘れられない。
「ボランティア大好き」…市民マラソンの水配りでもいい。 「いつも電話中」…友達が沢山いる?
「ITオタク」…イイネを毎日押さないと不安になる。 「めだちたがり屋」…葬式があると異常に盛り上がる。 「誰かに夢中」…嵐に凝っている。 「お騒がせもの」…鍵を失くしちゃったの、今夜泊めて。
「歌舞伎好き」…舞台を見ないのに声色が上手い。 「オーバー・ブッキング」…ペットの都合次第で人間後回し。 「音楽オンチ」…いつもクラシックに酔っている。 「病気がち」…作家だから。 「いつも不在」…かといって不倫でもないらしい。 「グルメ気取り」…だけど味覚音痴。 「今日も踊っている」…レビューが忘れられない。 「いつも愚痴っている」…男がプータロー。 「いまだに独身」…ホントに男って女を見る眼がないんだから。 「子供の話をしない」…子供に棄てられた。 「やっぱり独身」…財産があるので男が結婚詐欺に見える。 「雪が降ると我が家に現れる」…年寄りをイタワッテ雪降ろしをしてくれる…等など。
ここまで考えて「こころの友」という言葉を思い出した。「こころ」というのは、見えないものだから上辺だけでは、友なのかどうか判らない。そこでもっともらしい理屈、あるいは時の都合によって、友を選別するのだが、考えてみれば、無責任のそしりを免れない。
結局、カフェのテラスでひとりお茶していると、「おひとり? だったらご一緒したいわ」とシャネルの香りと共に現れた女性と朝食を共にすることになっても、あまり変わらないのではないか、とも思う。
「友あり、遠方より来る」パソコンで現れる友の受け止め方に迷う。せめて顔と顔をつき合わせ、言葉を交わした後、友は生まれるのではなかろうか。
誰にもこんな友達がいる
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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