蓮舫 VS 小宮山洋子

　総理大臣は次々に代わるものと思い、一年足らずで辞めても何もいわれなくなった。ましてや内閣に女性大臣が何人誕生してもオンナ達は喜ばない。女性大臣の力の限界が、見えてしまっているのかもしれない。
　今度の新内閣で二人の女性大臣が生まれた。
　ひとりは62歳小宮山洋子、NHKで報道番組の司会をしていた。いかにもNHK上がりらしく慇懃丁寧のふけたお嬢である。成城大学文芸学部出身なので、学生時代から政治を学んだ訳でもなく、少し美人でマスコミ好きが、NHKのアナ試験に通ったのだろう。「ひとりひとりの想いを救い上げる」のが信条と書くあたり、国家天下に奉仕する政治家としてもつとも不適切な議員である。大臣の初会見が、笑いながらの煙草値上げではもう絶望的な女性大臣なのだ。
　もうひとりは43歳蓮舫、民放のレポーターや、司会を務めたあと議員に転向した。歴代でもっとも写真集の売れなかったクラリオン・ガールでもある。テレビで役人にくってかかる蓮舫を見て「決断力がある」と錯覚している国民もいるが、世界一をめざす理由はなんですか? 2位じゃだめなんですか。の問いかけに識者は白けきった。14歳の双子の母ながら無為無策といったところだろう。モデルをしていたころの錯覚から覚めず、JAPAN VOGUE に乗せられ国会議事堂内で大モデルポーズの写真を撮り、議院活動の記録と強弁するあたり、救いがたい。
　ふたりとも白いファツションにこだわり、就任記念写真ではともに白のジャケットで臨んだ゜。小宮山大臣はパープルのイブニングの上に白のジャケットを無理やり着込んでモツサリと膨らんでいたし、蓮舫大臣は白いジャケツト前身頃に白い6つの花のアプリケをつけて花やのオーナー風であった。街には知性も思慮分別もある女性がいっぱいいるのだが、政界にいる女性たちはどうも不思議である。