近頃の若者たちは、草食性の男性と肉食性の女性に大別できるそうだ。 四半世紀前、男女共同参画の頃から、女たちの要求にそい男はひたすら「やさしい男」をめざしてきた。女性は恋人の条件としてまず「優しさ」をあげ、その先に「可愛い」という価値観をあげた。
それに応え男たちはひたすらお洒落に身をまかせ、金髪豚野郎をめざして髪を染め、近頃は男性用のレギンスまで売り出されている。
女性はズボンをはき、グラマラスな肉体を誇示し、男言葉をあやつりアグラをかく。男たちは動物本来の野生を失い、女性に愛されることはイメージできても、女性を愛することができなくなってしまった。
性的関係のない恋人たち、夫婦関係のない夫婦が圧倒的にふえてしまつた。ホテルにいっても手をださない。性欲を失ってしまった男たち。女性が叱咤激励して関係をもつというのが当たり前になってしまったという。若い女性のあいだでは、いかにして男性をリードし、性関係をもつかが、あからさまに語られている。まさに、草食男性と肉食女性の構図そのものなのだ。
草食男と肉食女
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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