自民に巣食う中国共産党

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 女性ジャーナリスト有本香さんのペンにより見事にあぶりだされたのが、自民党に巣食う赤い中国の工作員だった。
 彼女は12年前から、ウイグル問題に深くかかわり、ウイグルに於ける中国共産党の強制不妊手術、ウイグル語圧殺、ウイグル人大量虐殺におよぶジェノサイトを訴え続けてきた。その問題がようやく西側諸国の中国批判をよび、なんとか日本も足並みをそろえられる時がきた今、前国会の最終場面で挫折した「新疆ウィグル自治区などでの中国当局による人権侵害行為の即時停止を求める国会決議案」の採択見送り、この現実が彼女の正義感に火をつけた。
 珍しく与野党一致してこのウイグル問題の中国非難決議に賛成だったにもかかわらず、足元の自民党から謀反人が現われたのだ。かねてから党内における最大の親中派とみなされている二階俊博幹事長とその腰巾着の林幹雄幹事長代理がつぶしたというのである。下村政調会長、古屋元国家公安委員長、高市早苗元総務大臣、らがうち揃って決議案の国会提出の承認をえんがため幹事長室を尋ねたところ、幹事長と代理の猿芝居で決議案をつぶされたというのだ。そのうえ幹事長代理は「あんまり、こういうの、興味ないんだよな」と言い放った。こうした内幕が暴露されることは従来なかったのだが、この幹事長室の対応には、一同余程腹がすえかねたのだろう。
 有本さんにより、新聞に書かれ、雑誌にかかれ、テレビで暴露されることにより、はっきりと自民党内の中国工作員が特定されたのだ。
未曾有の国難であるコロナに際しても、一番先に中国へ非常防護服とマスクを送ったのは、二階俊博幹事長とその指示をうけた小池百合子都知事
だった。これから日本が危機に当面することがわかっているのに、この人たちは何を考えているのだろう、と思ったが、今思えばストンと理解できる。
 ドイツによるユダヤ人虐殺に、優るとも劣らない「人類史上最悪のジェノサイト」ウイグル人問題を、興味がないと切って捨てる議員は、次の
選挙で葬らなければならない。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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