見渡す限りの処理水タンクを見て、何時になったらこのタンクは無くなるのだろうと思っていた国民は多かったに違いない。
国際原子力機構(IAEA)では、とうに放射能汚染水を浄化処理したトリチウム水の海洋投棄は、人間に害を及ぼさないという結論がでているにもかかわらず、福島ではえんえんと未解決のままなのだ。
世界中の原発は皆、処理水の河川投棄または海洋投棄をしている。
それにもかかわらず日本で一向に進捗しないのは何故だろう。政府も東電も科学的に粛々と処理することができない。
反日運動をくりひろげ、もっぱら処理水をあげつらう韓国への忖度なのか。それともただ風評被害を恐れる漁業組合への遠慮なのか。いずれにしてもそうした不条理にたいして、反論し戦う姿勢のない政府も情けない。科学的論拠をあげて世界的な広報活動を展開するべきなのだ。
「安全だけど安心ではない」と発言して、都民に莫大な借金をおわせた小池百合子東京都知事の豊洲問題に似ている。もう間もなくタンクも満タンになり、どうしようもないところまで 未解決のままきたのは政治の日和見と反対勢力の科学性のなさだ。
こうした情緒一辺倒の反対勢力には、決然とした科学的な態度で対応できる政治家が必要なのだ。
福島処理水の海洋投棄を
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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