ドサクサまぎれに知事になった感ありの石原慎太郎はよほどパチンコ業界が嫌いらしい。もつとも彼は湾岸を一大カジノ都市にしたいともいっていたので、パチンコとカジノの整合性を理解するのは難しい。所詮両方とも博打には違いないのだから。よもやカジノは上等で、パチンコは下等とでも思っているのではないだろう。
「目抜き通りのパチンコやは、誇るべき文明の対応とはいえない」大賛成である。パチンコ営業の地域指定をしてパチンコ団地でも造られたらいい。在日の経営者が多いので、彼の朝鮮嫌いがダブっているのかもしれない。口が滑って「パチンコ業界は450万キロワットの電力をつかっている。」と非難したが、84万キロワットと反撃され腰砕けとなった。
パチンコ業界も黙っていない。業界紙トップのPIDEA紙上で「悪魔の生まれ変わり…石原の妄言」「何千億をドブに捨てた通称石原銀行」「老人、患者、障害者を切り捨て都立病院の叩き売り」「極悪環境、基準値1000倍の発癌市場…築地市場移転計画の愚策」「息子に公費300万円、トウキョーワンダーサイト疑惑」「バケモノ電力食い大都庁、電気代月額5000万円」またぞろ延命工作にオリンピック招致を持ちだした、と大論陣。
節電対策も15パーセントを越えて25パーセント削減目標の自粛案を設定、①外壁照明の終日消灯、②ネオン、看板、電光掲示板の消灯、③ホール内の間接照明カット、④自動販売機の照明24時間消灯、⑤ホール内照明50%削減、⑥エアコンの設定温度2度上げる。
ここで電力は充分あまっている、という東電新社長のインタビュー、原発以後の節電フィーバーあれはいったいなんだったんだろうか。
石原慎太郎 VS パチンコ業界
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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