皇族から埼玉県人に渡った学習院

　秋篠宮佳子さまに人気が集まっている。間もなくICU国際キリスト教大学に入学される。
　なぜICUという大学が敗戦下の日本に設立されたか、その経緯を知る人はほとんどいない。第二次世界大戦で日本に勝利した連合軍が、占領政策を実施するにあたってもっとも危惧したのが、日本人の精神であった。
大和魂、武士道、など皇室を中心にした日本人の精神を破壊するには、強力な宗教教育が重要だと考えた。
　そこでマッカッサー司令部が強力にすすめたのが、最高学府としてのICUの設立だった。
　キリスト教的世界観にもとずく大学教育を施すことによって、日本人の心の奥に住み着いている大和魂、民族意識を破壊する。
　戦後７０年たった今、その目的は見事に達せられた。地下のマッカーサーはさぞ喜んでいることだろう。
　天皇家でもっとも人気のある姫君たちが、みな学習院を棄てて国際キリスト教大学に入学されるのだ。
　かって学習院には安部能成など国民のオピニオン・リーダーになるべき賢人がいたが、いまは残念ながら見当たらない。入学する人たちも皇族・華族よりは埼玉県人が圧倒的に多い。
　今年の学習院大学合格高校別ランキングを見ると、春日部、浦和第一女子、淑徳与野、大宮開成、越谷北、開智、川越東、栄東、独協埼玉、と上位合格校１０校のうち９校を埼玉が占めている。
　皇族の棄てた国学教育を埼玉県人がひきうけているのだ。かっての国学教育、皇族教育を維持しているのが、埼玉県人というのがなんとも面白い。