近頃ベガスWedding業界の話題。ドライブ・スルーのウェディング教会が出来たぜ。マックじゃあるまいし、結婚式までドライブ・スルーなんて信じられない。万事簡単シンプルの世の中だから、結婚式だってスピード第一、いつでも結婚できて、いつでも離婚できるドライブスルーでオーケーだぜ。日本のビッグ・スターだってあそこの教会で結婚式さ。ヘェ信じられない。浜崎あゆみとかいうコドモみたいな歌手が一式$550のドライブスルー・ウェディング、なんてどこかのスーパーの売り出しイベントみたいだね。ウーンすぐ別れるつもりじゃないの。…
というわけで、カリフォルニア州では血液検査をしなければならないが、ネバタ州の法律では昨日別れたカップルが、今日別々の相手と結婚できるという超簡便なのだ。当然訳ありのシカゴの二人や、カンサスからの駆け落ち組が、なにがなんでも結婚したいという欲望にかられて飛び込むのが、ここベガスのウェディング・チャペルという訳だ。
ラスベガスの南にこうしたウェディング・チャペルの群落がある。神父さんは表で小さな教会を経営し、裏で花やをやる。奥さんがとなりで平日$39のモーテルを経営している処もある。なかには挙式の御祝いにプレスリーのそっくりさんがラブミー・テンダーを歌ってくれる。
ドライブ・スルーウェディングは、Little White Wedding Chapel の愛のトンネルと書かれたゲートを進む。アメ車からバイクまで乗り物は選ばない。料金を払ってトンネルを進むとブーケをくれる、天井には雲間を天使が飛び交っている。神父が待ち構え、「あなたはこの人を一生、富めるときも病めるときも愛すると誓いますか。」「Yes I do」これで一丁上がり。役所用の書類から結婚証明書までくれて、車のうしろに「Just Married」を張りますか?ハートの風船や缶からもありますが? と何から何まで用意万端整っている。愛のトンネル60mほどの出来事だ。
浜崎あゆみ・ドライブスルーで挙式!
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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