中国人の身勝手な振る舞いには、開いた口が塞がらない。
つい先日、南沙諸島に於ける中国の占拠、要塞化について「国際法上無効である」という判決をくだした国際司法裁判所にたいし、あんなものはカミクズと無視したばかりだが、舌の根も乾かないいま、中国民族琉球特別自治区準備委員会を立ち上げ、無効の筈の国際司法裁判所にたいして、「尖閣、沖縄の主権を日本から中国に返還させる訴訟を提起する」と発表した。
中国共産党の偏った教育によって、中国人はあらかた尖閣、沖縄は日本が奪取したのだと誤解している。中華思想と呼ばれる漢民族の意識には、ほどほど呆れるほかないが、これに対し無防備であっては南沙諸島のごとく
たちまち占拠され、要塞化されてしまう。
1609年から薩摩藩の支配下に入って以来、琉球は自国の安全のために近隣諸国に朝貢を続けてきた。明治5年には琉球王国から琉球藩となり、明治12年には沖縄県として王国500年の幕を閉じたのだが、このことに不満を抱いた脱清人と呼ばれる一部の人がいて、日清戦争を引き起こした。戦争の結果、日本は勝利し、台湾、沖縄、宮古、八重山の日本帰属が確定したのだ。
こうした歴史的事実があるにもかかわらず、沖縄は日本に奪われたと主張し、中国は沖縄に対する権利を放棄していない、と主張する論文が今世紀になって20本以上も発表されている。2010年には菅直人首相が、嘉納昌吉に対し、「沖縄は独立したほうがいいよ」とけしかれたことが判り、中国ネットには「沖縄はいちど独立させ、しかるのちに中国の属国にしたらいい」などという暴論が登場した。中国成都の反日デモでは「琉球回収、沖縄解放」の横断幕をかかげ、政府に軍事力発動の圧力をかけている。
中国国営通信では「2020年から、中国は台湾、ベトナム、インド、との戦争後、尖閣諸島、沖縄を取り戻すための「六場戦争」を開始する」という戦争計画が発表されている。
これでもまだ安保反対を唱える貴方は、中国のスパイか、細胞に違いない。
沖縄は日本に奪われた、中国の言い分
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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