韓国の女性は大人になるまえに、必ず読まなければならない三つの史話がある。
貞女・孝女・烈女を主役にした三つの物語、孝女が主役になる「沈清伝」を国際劇場を舞台に演出したのは二十数年前のことだ。SKDの若手、千景みつる、高城美輝、伊藤雄之助、そして韓国のベテラン俳優による始めての日韓合同ミュージカルだった。
その頃はまだ韓流ドラマもなく、新大久保もなかったので韓国の時代習俗に関する資料もとぼしく、何度かソウルへ通ぃ、民俗村で一日過ごしたり、映画演劇大学でかっての時代背景を学んだ。
それがどうだろう。いまや日本は韓流だらけ、NHK、TBS、フジ、みんな韓国ドラマ、時代劇から現代劇までなんでもあり、音楽もKARA、少女時代からボーイズ・グループとなり、恵比寿ガーデンプレイスにあったかってのセレクト映画館は、K THEATER TOKYO となり、韓流メンズ21人のグループ Apeace が毎日二回のロングラン公演をしている。
いま日本に於ける韓流男子の人気は、ジャニーズ勢をしのぐ勢いというから驚く。東京の明洞と呼ばれ地方の女の子たちがぞくぞくやってくる新大久保イケメン通りには、あちこちに推しメン、イケメンがあふれ、「ボク恥ずかしいけど、いっぱい話しかけてください」「日本の女性大好き、会いに来てくださーい」料理を運び、コーヒーを運んで、いつしょに写メして、黄色い声を浴びながら彼らは働いている。
テレビCMには缶マツコリがあふれ、ソウル市場では、冷え性にカボチャマッコリ、高血圧に黒豆マッコリが異常な人気、女の子は蛇の毒のパック13枚400円にはまっている。
いま音楽・映画・食・美容・ジャーナルとあらゆるところに韓流は根を張っている。
竹島を実行支配され、従軍慰安婦問題で脅かされ、日本政府はなにもいえないという足元を見透かされている間に、韓国は着々と文化侵攻している。
気がつけば韓流だらけ…
コメント
1件のフィードバック
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韓国は、日本政府が足元を見透かされている間に、韓国は着々と文化侵攻し、とどめが、野外機動訓練「フォール・イーグル」によって、対北朝鮮警告まで行ってしまったようです。
バカにされて、教えられて、借りまで作って、完全に韓国優位のような状態になってしまいました。
既に家電のシェアを奪われ、北米での自動車販売ももうすぐ抜かれようとしている日本、かんばっているのは分かるけど、相手につけいられない毅然とした態度がもっとも望まれているのかもしれません。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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