自撮り棒が北陸新幹線で使用禁止になった。無邪気に棒を伸ばすので、感電事故を起こす可能性があるそうだ。
何時頃から流行っているのか不覚にも知らなかったが、春の行楽シーズンを迎え、花見、ピクニック、旅行の必須アイテムになっいるようだ。
正規直輸入品とかノウブランド品とか、400円位から数千円までいろいろある。有線、無線、のワイヤレス・シャッターつき、伸縮自在、色とりどりとあれば、庶民の楽しみとして流行って当然かとも思う。
スマホ、デジカメ、ハンディカムが、いつもついてまわる生活では、人に頼むことなく希望のショットが撮れてさぞや満足なのだろう。
皿やどんぶりをさんざん撮って飽きたので、今度は旅先の名所旧跡と自分入れこみの写真を誇示しようという企みなのか。
思考停止の人生をおくる人々にとって、自分の食べたもの、自分の旅した場所、かりそめの友とのツーショット写真は、生きる証しなのかもしれない。
とにかく何処でもいいから写真を撮りたがる、歌舞伎町の看板を背景にピースサインの自撮り写真は、晴れて風俗にオツトメできた記念日なのか。
自撮り棒はついにセルフタイマーを超えてしまった。
欲しい自撮りが必ず見つかる
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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