森友学園がマスコミの集中砲火を浴びて、神の国小学校開設不能になつた。
が、無認可になり開設不能と思われたが、着々と施設を拡充しキャンパスを広げているのが、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(仮称幸福の科学大学)である。認可を得られなかったので大学名は使えない。
ユニバーシティには、政治・ジャーナリズム専攻と芸能・クリエーター専攻部門があり、新校舎には講義室は
勿論のこと図書館、劇場、撮影スタジオ、レッスンスタジオまで揃っている。
第二次世界大戦後、占領軍はこの国を宗教面から支配しようとして設立したのが、国際基督教大学だった。
資金は当然キリスト教団体からの寄付、強制収容された多摩墓地近くの土地のうえに建設された。当時都内の優秀高校から全学成績10番以内の学生を受験させよ、と司令部から内示があった。
神道の家元たる天皇家の嫁は、二代にわたりキリスト教系の大学を出、子弟はキリスト教系の大学に学び、連合軍の意図した占領政策は見事に達成された。神の国は着々とキリストの国に塗りかえりつつある。
私学というのは総覧してみると宗教系が圧倒的に多い。目的は布教にあるが信者数より、思想的な影響下にある市民をふやすのが目的だ。大正大学、佛教大学、華頂大学、天理大学、創価大学、国学院大学などの神道仏教系に対し、上智大学、聖心大学、白百合大学、東京女子大学、青山学院大学、国際基督教大学などキリスト教系はある意味この国の教育界をリードしている。
受験塾の経営が当たって大学になったり、スーパーのオーナーが流通大学をつくったり、まもなくネット大学やゲーム系大学も登場する時代がくるかもしれない。
しかしこうした学校の創設は、いずれも特定の寄付から成り立っている。理事長の財産を調べ、貴方には金がない、抵当に入っている、学校なんか作れる訳はない、と非難する記者たちは、私学の成り立ちをしらないおバカなジャーナリズムなのだ。
森友に群がるおバカなジャーナリズム
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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