東大出身官僚のイビツな性意識

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 このところやたら東大出が話題を呼んでいる。
 東大出の高級官僚はとても助平だということが実証され、任命責任だ、大臣やめろ、安倍やめろ、と野党は聖人君子のごとく振舞っている。事務次官の助平話より、北朝鮮問題とか、中国公船の尖閣包囲のほうがよほど重要と思うが、彼らにとっては財務省の報告書のほうが大事らしく、国会を止めて頑張っている。議員に国民は国のかじ取りを依頼したので、天下国家についてもっと真剣に議論してほしい。内部文書の書き換えや、昭恵夫人のふるまいは、だれかにまかせて、議員本来の仕事をしてほしいと、国民は皆思っている。
 テレビにも、東大王というクイズ番組がある。東大生を商品化し、お笑いタレントと競わせてどっちが勝つかというクイズ番組だ。芸能志向の東大生を引っ張り出してひな壇に座らせ、お前の脳みそは本当にお笑いよりも、上等かどうかテストするという趣味の悪い番組だ。真面目な東大生にとって不愉快このうえない番組だろう。
 東京の地上波キー局に、東大出身者は数名ずついる。東大をでたら官僚になる、優秀な卒業生はほぼ官僚志向にもかかわらず、数名ずつでもテレビ局にいるというのが不思議だ。かって小生の仲間にも東大出身者がいた。シフトの都合でアシスタントに使わねばならない。スタジオフロアでキュー出しをしてもらわねばならないので、副調室からフロアーさんと呼びかけると、俺は床じゃねぇ、とひねくれる。ディレクターをやっても映像に味がない。理屈だけで美的感覚にとぼしいので、面白い番組は撮れなかった。それでもオフになると、結構助平なのに驚いたことがあった。
 「胸触っていい?」「抱きしめていい?」「キスする?」財務次官の発言は、多分この人は若いときにイロゴトにもまれてこなかったんだろうなと、直観した。女性の心情がまったくよめないから、こんなバカ丸出しの発言をする。かっての財務官僚が群れをなしてノーパンしゃぶしゃぶに通ったのも、やはりケイケン不足からくるオバカな行為だし、前の文部次官が歌舞伎町のセクシィ・キャバに通い詰めたのも、みな東大出身者のイビツな生い立ちから来ている。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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