北朝鮮に騙されたトランプ大統領…わざわざヴェトナムまで出かけて行って、ワシントンに手ぶらで帰ってきたアメリカ大統領、お気の毒としか言いようがない。
かたや北朝鮮金正恩委員長は何日も汽車にのり、途中の折々を世界中にテレビ中継し、アジアの偉大なる将軍様としてハノイに乗り込み、ノーベル平和賞に手をかけたが、アメリカの足元を見過ぎたために全面的に失敗した。
帰りの汽車はどこのテレビも中継しなかったので、はたして立派な完全武装のお召列車でお帰りになったのか、それとも北京によられて中国の皇帝にあわれたのか全く不明である。
1985年以来北朝鮮の二枚舌、三枚舌に散々泣かされてきたアメリカなのに、いまだに眼がさめないというのはどうしたことか。
核兵器不拡散条約NPT調印以来、ソ連から原子炉をいれても査察をうけず、ようやく92年5月第一回査察を受け入れるも、プルトニウム抽出や核貯蔵庫と見られる施設は査察を拒否、93年にはNPT脱退を宣言、ミサイル発射に成功するや米朝高官会議に応じ、再び94年には査察うけいれるも燃料棒抜き取りがばれた。
それでも懲りないアメリカは、ふたたびの米朝高官会議に応じ、黒鉛減速炉を軽水炉に転換することや、NPTに復帰すること、それぞれの首都に代表部を置くことを約束したが、いずれも反故になっている。
韓国の慰安婦問題、徴用工問題、レーダー問題など一連の韓国人の行動をみても判る通り、普通の倫理観がまったく通じないのが南北の半島人の本質なのだろう。
嘘をつくのは当たり前、論点をずらしてすべて自分の主張通りに話をつくる。うっかり良識を信じたりしたらひどい目に会う。トランプ大統領もこのへんで煮え湯を飲んでおけば、少しずつ軌道修正し、対北朝鮮、対韓国の政策に大きな間違いを侵すことはなくなるだろう。
嘘を嘘と思わず、嘘が真実に変換される、恐ろしい国が韓半島のふたつの国だ。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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