オペラからルーブルに向かう途中にピラミデというメトロの駅がある。
その側にあのジュンク堂がある。週刊誌、月刊誌、話題の新刊にまじって漫画、劇画、文房具など一通りのものがおいてある。ユニークなのは最近のBENTOブームにあやかって、日本製のBENTO箱まで売っている。日本好きのパリジェンヌが、カワイイ、カワイイを連発しながらBENTO箱を買っていたりする。
情報不足のストレスがたまると、ジュンク堂に出掛ける。
平積みの週刊誌、月刊誌の前面にどうどうと並べられているのが「月刊Hanada」文芸春秋と肩をならべて頑張っている。
朝日と野党は総理に謝罪せよ/国民が安倍晋三を選ぶ理由/国民が呆れたメディアと野党の茶番劇……朝日の偏向報道のおかげで誤解に誤解をかさねてきた日本の実態を正すのは、今のところHanadaやWill位しかない。
外国の友人に従軍慰安婦のことなど改めて質問されると、ここまで朝日の弊害がおよんでいるかと、暗澹たる気分になる。サッカーの応援のときだけ、ホッペタに国旗をかいてニワカ日本人となり、普段国家への忠実を誓わない日本人のなんと多いことか。我々世代は、海外にでると故郷のこと、東京のこと、日本のこと、話題にでるたびに大和民族の血が騒ぎ、愛国者になる。
街を歩いていると、パリには本屋と果物屋がおおい。店先に果物をハコでつんでいる果物やはそこここにある。果物はスーパーで買わないで、近所の果物屋で買うというのが、フランス人のスタイルなのだろう。本屋それも古本屋が結構ある。日本では姿を消した古本屋があってマニアックな本を置いている。 古本屋のおやじには、結構日本贔屓が多いから、困った時の人頼みには重宝かもしれない。
ニューヨークの紀伊国屋にくらべると、パリのジュンク堂は、どことなくオットリしている。
月刊Hanadaの売れているジュンク堂
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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