日本人の劣化について

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 天皇家に嫁ぎながら宮中祭儀を務められない皇太子妃、中学生以下の国語力しかない総理大臣、世界に恥をまき散らした酔っぱらい大臣、格差危機に横をむいて社員首切りを進める経団連の大ボス、体外受精を取り違えて母体に戻した医者、麻薬にはまる一流大学生、銀行に手を出し失敗しても責任転嫁の都知事、どうしてもラブホの魅力に勝てない女司会者、などなど上から下まで劣化した日本人だらけだ。
 マッカーサー司令部に「歴史・地理・修身」を抹殺せよ、と強制されて半世紀、見事にアメリカ好みのお馬鹿な日本人が製造された。いままたグローバル化の名のもとに小学校から、英語教育が始まる。英語教育は賛成だが、その前に国語教育をしっかりしないととんでもないことになる。20代、30代の若者にタメクチ日本語が多いのは御存じのとおり。ラジオやテレビのパーソナリティにタメクチが多いのは、アメリカ留学やらホーム・ステイの成果、英語にはIとYOUしかないからそのつもりで怪しげな日本語をあやつり、民族の財産である日本語をこわし、ひいては日本文化を破壊する。どこかこの辺で日本人劣化を止める政治家が登場しないものか。国家にとって政治の劣化がいちばん問題なのだ。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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