不動産がはじけた。自動車がつぶれた。そしてついに新聞の倒産がはじまった。ロスアンゼルス・タイムス、シカゴ・トリビューンそしていくつかのTV局、野球大リーグ カブスを所有していたアメリカ西部のメディア・グループ トリビューン社が白旗をかかげたのだ。
なーにアメリカの話とたかをくくっていると、とんでもないことになる。アメリカが風邪をひくと日本が肺病になる、といわれて久しいが、ウォール街の金融恐慌は、わずか50日で日本のトップ企業を襲った。デトロイトの悲劇は、日本のプータローを席捲し、あっと言う間に新宿公園や隅田堤をダンボール・ハウスの集落にかえてしまった。
小泉・竹中の期間労働、派遣労働の自由化とは、こういうことだったのか、と今頃気がついてもおそい。 アメリカのTVガイドはわずか1ドルで身売りしてしまった。インターネットに負けたとか、泣き言を言っている間に津波はそこまで迫っている。長野でもセンスのいい雑誌が電子版に切り替えてしまった。ニューヨーク・タイムスもクリスチャン・サイエンス・モニターもいま大わらわで業態変更に走っている。
新聞の倒産が始まった
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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