B-1からスッピンまで多種多彩なコンテストがある。
1900年代に始まったミスコンは、女性の商品化とかいろいろな非難があったが、昨今は誰もそんな野暮は
言わなくなった。本来美しい女性美を競って何が悪い、と少しばかり大人になったのかもしれない。
ところで筆者が一番好きなのは「日本文具大賞」である。
毎年文具メーカーが、機能美やらデザインを競って一品一金6000円なりの参加料を払って出品する。この国の文具の底辺の広さに驚く。世界の大都市を訪ね歩いて日本ほど、文具の多種多彩な国をしらない。
さて今年の日本文具大賞お気に入りが三つあった。
第一は「プロジェクター・スタンプ」80年判子を押してきたが、いつも判子が曲がって押されないかと、印面を何度も何度も見ながら判子を押してきた。それでも曲がって押してしまつたときなど、とても悔しいのだ。
この悩みを見事救ってくれたのが、「プロジェクター・スタンプ」内臓のLEDにより紙面に印影が投影され、まず曲がって押すことはない。気持ちよく判子を押すことができる優れモノである。
第二は「カラー・ギミック」簡単にいえばホッチキスなのだが、圧倒的に小さくオシャレにできている。
黒いボディに大きなカラーボタンが付いている。ボタンカラーは何色もあるから好きな色を選べる。ボタンを少しスライドさせると針がセットされたホツチキスになる。小さいのでペンケースに入れても邪魔にならない。
ホッチキス好きにはたまらない逸品なのだ。
第三は「シキルイタ」L型状の仕切り板でなんの変哲もない。がアルミ製でスチール製よりも3割型強い。
10色発表されてとても楽しい。それぞれのセンスでデスクの上や、棚などに活用でき、薄いグリーンか黒しかなかったいままでの仕切り板は何だったんだろう、と考えてしまう。
デスクを楽しくしてくれる「日本文具大賞」、来年はどんな製品が登場するか、ワクワクしている。
文具マニュアのための文具大賞
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プロフィール

星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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