…信州の人は騙されやすい。実直なんだけど都会のポン助に簡単に騙されるというか、乗せられるんだな。 田中康夫知事のデタラメぶりに困っている、という話題のときだ。三宅久之さんが一言で切り捨てた。だいたい田中康夫というひとの顔つきをみて正常と思う人のほうがおかしい。あの人はどっかへ神経が飛んでいってる。…この対話が、軽井沢のJUN ASHIDA別荘だから不思議だ。政治ひとすじの三宅さんが、夏のひととき芦田さんの別荘で談林風発というのも面白い。
田島陽子はとるにたらないが、金美齢はいい。というのにも共感した。
女性宮家の問題でも、そんなもの造って配偶者はどうするのか。そのへんの中村君やプータロウが、皇族になってもいいということかね。論旨はつねに明快だった。皇族には人権はない。天皇はとにかく男系を維持すべきで、天皇に男女同権を持ち出すなどもってのほか。国家のアイデンティティーを壊したら駄目だ。つねに真正保守の立場をつらねいていた。
民主党が政権をとったとき、もうボクは引退しようと思っていたけど、民主党の余りのポン助ぶりにもう少し政治評論を続けようと思う、といっていた。 テレビで披露していたナベツネの手紙というのは、あまりいい感じではなかったが、現行の小選挙区制ではどうしても馬鹿者が出てくるので、はやく中選挙区にもどさないと民意は生かされない、と常々の持論だったので、なにもかも中途半端のまま、旅立たれたのはさぞ残念だったろう。
愛妻・納税・墓参り といってられた人生訓もあの世では納税も墓参りもなく、愛妻だけの泉下の平和を楽しんでいられることだろう。
愛妻・納税・墓参り
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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