恐怖の人肉食事件

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 米国マイアミでとんでもない事件が起きた。
 半狂乱で暴れまわり、ホームレスの男に咬みついて顔の大部分を食べたという猟奇的事件だ。この他にも、自分の腹を切り裂き、内臓を警官隊に投げつけるという事件もあった。普通には考えられないこれらの事件はみな「恐怖の脱法ドラッグ」が原因だという。
 日本でも合法ドラッグ店などで簡単に手に入れることが可能なバスソルトは呼ばれる粉末状のドラッグが犯人だそうだ。自分が誰だか分らなくなり、興奮し、攻撃的になり、コントロールが効かなくなる。
 大阪の人通りの多い商店街にワゴンが突っ込んだ暴走事件でも、容疑者の尿から脱法ハーブが検出されたと報じられているが、いつアメリカ風のゾンビに変わるかわからない。
 日本人留学生佐川一政によって、引き起こされたパリ人肉事件、かれはガールフレンドをカービン銃で殺したのち、屍姦し、肉を小分けにし、フライパンで調理して食べたという猟奇殺人だったが、人肉食による凶暴さと通じるところに脱法ハーブがあるとすれば、日本にもいつこのゾンビが発生しても可笑しくない。
 宗教儀礼としてのカニバリズムは昔からあったが、社会の病根から発生するこうしたドラッグによる事件には断固たる処置が必要だろう。空気中の飛沫をすっただけでもトブくらい強力だといわれるから、素人が巻き込まれる危険性も多々ある。沢尻エリカが、突然新聞記者に咬みついて頭部を食べても不思議はないのだ。
 


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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