小沢ガールズに映る日本人?

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 「1時半に起きて、2時47分に到着。一番乗りをめざしました。」朝8時開門予定の国会議事堂正門前、真っ暗闇。これが元フジテレビ社員の新人議員三宅雪子の第一声。あきれてものがいえない。あんたはSMAPの切符を買いに来たのか。国民は真夜中の一番乗りを期待して貴女に一票を託したわけではない。おバカなテレビ取材を期待してやって来たに違いない貴女の根性が悲しい。 一日50箇所の角立ちと5000人の握手をしてきた人、そのひとが何故政治家になれるのか、なんとも不思議なことではある。政界の井上和香として人気の田中美絵子議員が、生活のためにコスプレ・インタビュアーをしたとか、生きるために「盲獣VS一寸法師」で胸を見せたとかなんぞは可愛いほうだ。「女性ならいい、美人ならもっといい」「自転車に乗らなければならない」「商店街のなかは走れ、もっと走れ」いずれも政治とは全く関係のない資質だし、政治とは縁遠いことだ。そうした受け狙いで選ばれてしまう民主主義は、ポピュリズムの極みだし、テレビにでて面白い人やカッコいい人に投票が集まるのは軽重浮薄のそしりを免れない。そこには情報化社会の日本人の悲劇的な劣化がみてとれる。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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