女性有名人の不倫相手になれる笑論

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女性有名人の不倫相手になれる笑論
 女性の浮気、不倫が派手に報道されている。 浮気がばれた女性政治家や女性芸能人たちは、世のお母さんや女性たちから盛大にバッシングされ、メディアの餌食になっている。
 何年か前までは、浮気・不倫スキャンダルは、男性の聖域になっていた。ところが、男女平等均一労働法やら、働き方改革の潮流のなかで、女子の社会的立場が上がるとともに、女子の不倫スキャンダルの日常化が当たり前になってきた。誠にご同慶の至りだ。 一般女性も女性有名人の不倫報道に接し、エセ道徳な非難をやめて、これでようやく私たち女性の地位も男性並みになったと喜んだほうがいいのかもしれない。
 人はなぜ不倫をするか、などの設問は、フランス人には一笑に付されるが、日本人のピューリタン願望にとっては、いつまでも井戸端会議の主役として生き続けるのだろう。
 ところで、そうした高嶺の華のフリンターの相手に選ばれるには、一定の条件を満たさなければならない。見た目に男前というよりも、より大切な案件がある。
 まず第一に、絶対に女性の財布をあてにしないこと。女性のお金をあてにしたのでは、ただのヒモになってしまう。ヒモは一流の女の対象にならない。ホスト・クラブで間に合わしたほうがずっと楽だし、後腐れがない。
 第二に女性の知名度を利用しない。女性の知名度にたよらなくともそれなりのフィールドを持っている。
 そして第三に自由な時間を持っていること。いつでも女性の時間に合わせられることが重要な条件となる。社会的に活動している女性にとっては、男性都合の時間は絶対にもてない。。だからいつでも女性都合の時間に合わせられることが必要条件となる。
 そしてさらに第四の条件、口が堅いということ。男性から事がおおやけになることは絶対にない。メディアにばれたときにも、現場を押えられない限り、一線は越えていない、と最後まで主張しなければならない。
 以上の条件をみたしてこそ、初めて選ばれる男となるが、これらのマニュアルのほかに絶対的に必要なことがある。 「空気を読まない情熱」をもっているか。「あの頃、僕はあなたが好きだった。あなたは今でも素敵だ。心乱さないでください。」「ぼくはずっとファンだったんです。」まわりにはペコペコしたり、ご機嫌伺いの媚びた男性ばかりのなかで、直球でくる空気をよまない男に弱いという現実がある。
 さすれば週4回のホテル、新幹線の手つなぎ、夢のようなベーゼの時が訪れるのだ。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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