Googleの検索エンジンで、「夫」と打ち込むと、関連ワードには「死んで欲しい」「嫌い」「死亡年金」といった怖い言葉が並ぶ。「夫 死んで欲しい」で検索すると67万4000件がヒットし、「仕事中の事故死、いいですね」「夫に本気で死んで欲しいと考えている私は異常でしょうか」「夫を殺してくれる人いませんか」言葉を変えれば、いまの婚姻制度はほとんど崩壊しているとも言えよう。昔、慶応大学の教授が人生二度結婚説をとなえ、「若いとき年上の女性と一回目の結婚をし、50代になったら20代の若い女性と二度目の結婚をする」さすれば心理的にも経済的にもすべて解決するというプレゼンテーションだったが、キリスト教的倫理観にとらわれず、あのときあの提案と真面目に取り組んでいれば、今日の男たちの悩み、女性の願望は実にすっきりと解決していたことだろう。「夫が亡くなった場合は、家のローンを支払わなくてすむ」というルールから「マイホームを購入した途端、夫に死んで欲しいと願うようになった」などという不埒な考えを持つこともなく、若きイケメンの夫の腕のなかで大威張りで大往生できたのだ。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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