森林を伐採して太陽光パネルだらけにする。
原発を止めて再生可能エネルギーにシフトするというのだが、いまいち納得しにくい。
軽井沢でも南の山三万坪を伐採して太陽光パネルの山にする計画が、着々と進んでいる。
森林は大気を浄化し、山の保水力を育てると教えられたが、今はだれもそうした発言はせず、すべて太陽光ありきなのがどうも不審をかきたてる。
八ヶ岳山麓の北斗市でも、森林伐採で景観破壊が進み、いくらエコでもこんなところに住みたくない、と住民の声が上がっていると聞いた。
数年前、小淵沢に都会から移り住んだ渡部義明さんは、気が付いたらまわりをぐるりと太陽光パネルに取り囲まれ、その上朝日と夕陽がギラギラとパネルに反射してとても住めたものではない、と嘆いている。
八ヶ岳南麓のこの辺りは、二年ほど前から売電業者が次々と乗り込み、市内の空き地やら休耕地を借入れ、太陽光パネルだらけの景観を作りだしてしまった。
今年4月時点ですでに797か所の太陽光畑ができ、今後もぞくぞく出来る予定で、市当局も11年に國会を通った再生可能エネルギー特別措置法の手前、なんら打つ手がないと投げ出している。
こうしている間にもネット上には、「 12.3パーセントの表面利回り保証! 土地付き太陽光発電! 」の広告が踊っている。 「太陽光で儲ける仕組みはこちらを!クリック」 なんでもかんでも金儲けのタネにする困った広告が氾濫し、着々と自然破壊が進んでいる。
太陽光発電か 森林伐採か
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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