スーパーであれこれ買物をする。レジに進むと、おばさんが何やら問いかける。袋はどうするのかときいている。こんなに沢山の商品を手でもって帰るのか。そのくらい客の佇まいをみて判断しろといいたくなる。
若いレジの女の子になるともっとひどい、カウンターに売った品物を積み上げて合計金額を宣言する。袋もください。5円ですよ。無駄な会話で時間をとるし、なんとも不愉快な時間だ。
企業も3円、5円の有料化で利益を追求するなら、さっさとバイオマスのレジ袋に転換すべきだ。バイオ素材なら公害は発生しないし、コストもそんなに変わらない。
小泉進次郎とかいうタレント政治家の思い付きに振り回され、コンビニは売上を落とし、スーパーは回転率が悪くなっている。 レジ袋の有料化を強制するまえに、バイオマス・レジ袋の生産育成に補助金を出したらいいだろう。
レジ袋有料化は天下の悪法である。
徳川五代将軍綱吉による「生類憐みの令」以来の悪法という声すらある。
将軍綱吉は二十年間に100回に及ぶ「生類憐みの令」を発した。江戸の西、中野の原16万坪から村民を追い出し、10万匹の野犬を保護したと伝えられる。一日犬一匹当たり、米3合、味噌、干しイワシを与えて江戸っ子の怒りをかった犬公方であった。
おかげで江戸中に犬がはびこり、江戸っ子は小さくなって過ごしたという教訓である。
思い付きで目先のことにこだわる政治家ほど始末の悪いものはない。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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