秋葉原や原宿にいくと、とんでもない外国人が歩いている。
この寒空にTシャツ・スタイルなのだ。彼らは寒くないのだろうか、と思うのだが、良く考えてみると彼等の生まれ育った環境には四季のない国が多い。四季がなければ暑さ寒さもないし、感じない。彼等には季節の変わり目がきたら、衣服も変えるという常識が存在しない。だからTシャツ一枚で冬のアキバを歩けるのだ。
そのTシャツも漢字Tシャツが結構うけているようだ。
「美少女」と書かれたTシャツをきたオブスが鯛焼きをたべていた。
「愛妻家」と書かれていたTシャツをきた男黒人カップルは、どうみてもオカマにしかみえない。
ポップないい女の胸には、「だらしない」と書いてあった。
26文字しかないアルファベット文字圏の人々には、カタカナ、ひらがな、漢字の存在する日本の文字文化にはびっくりするのだろう。
感心したTシャツは、寿司Tシャツだった。胸にずらりとリアルな握りの絵がプリントされている。
このTシャツをきて寿司屋へ行く。カウンターに座って、好きな寿司の図柄を指させば万事事足れり、という優れたTシャツだった。
外人の好きな漢字Tシャツ
コメント
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
コメントを残す