四国犬が大暴れしている。
そもそも四国犬とはなにか。四国犬とはかって土佐犬といわれた「猟犬」である。
猟犬の役割は、山地で鹿やイノシシを追って仕留める狩りのかたわれであり、猟銃と対になって働く激しい気性をもった犬である。
愛玩犬ではない。今回の小学生12人噛まれた事件やトイプードル殺害事件は当然起こるべくして起こった事件であるともいえる。
狩猟犬は漁師のもとで飼われるべきで、一般人がペットとして飼うのは、絶対に禁止すべきだ。
今回の四国犬は首輪もついていなかったし、狂犬病の予防接種もしていなかったといわれる。
飼い主には非常に忠実なのが四国犬の特徴といわれるが、よそ者には警戒心が強く、ふとしたことから噛みつく非常に攻撃的な面をもっており、山で猟をする人にとってはこのうえなく頼りになるが、一般人の愛玩犬にはまったくむいていない。
この種の中型犬は大型犬よりも危険だといわれる。俊敏性を備えているために一瞬の隙を狙ってかみついてくる。
四国犬が眼を細め、耳をうしろに伏せ、背毛を立てて向かってきたら、絶対に背中をみせず、大声を上げないで対峙するしかない。時をかせぎ、少しずつ後ずさりして犬の退去を待つしかない、と教えられた。
ペットを飼うなとはいわないが、ニホンオオカミと交配したという伝承をもつ、こんな危険な犬をかうのは迷惑そのものである。
四国犬を飼うな!!
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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