かの小泉純一郎に任命された厚労省保険医療局あがりの羽毛田宮内庁長官が妙なところで頑張っている。そもそもこの人は小泉さんの女帝容認論に組みした無責任官僚だ。世界の王室、先進国からの敬意の源である男系男子による天皇制の意義に対してまったく無知な歴史観不在の官僚なのだ。中国の習近平国家副主席の特例会見について、政治利用だといって反対し、お手盛りの一カ月ルールに反するといってイチャモンをつけている。宮内庁が一体いつからそんなに偉くなったのか知らないが、皇室の在り方でもっとも重要なことは、直接的政治案件を離れた処で、国家国民のために祈り国事行為を果たすことにあるので、近い将来世界最大の生産基地となり消費国家となることの見えている隣国に対し、居丈高にものを云うことではない。つい半世紀まえにマドロスをくわえたマッカーサーのところに、モーニング姿の昭和天皇が訪れた贖罪の過去を忘れたのかといいたい。平和というのはつねに歴史と向かい合い努力することで維持され、天皇もまた同じ宿命にあるとおもうべしだ。馬鹿な官僚に支えられたエリート意識が、国家に不幸をもたらす。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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