ついこの間まで、オスカーの二流タレント剛力彩芽との色事でメディアを賑わしていた、ZOZOの前澤友作がやらかした虚業のひとつである。
恋人ができるといきなり自家用機で海外につれだし、湯水のごとく金銭をつかい、挙句の果ては月に連れてってやると大言壮語し、お馬鹿な女性の思考力を奪うという、見事な手口で欲望を充たしてきた前澤だったが、今度ばかりは事業のウソがばれ、にっちもさっちもいかなくなり、弱りはてているようだ。
彼が立ち上げたのは、離婚した相手から慰謝料や養育費を取り立てる、というサービスが事業目的の「株式会社小さな一歩」という事業である。相手方が離婚しても養育費を払わない、というあらかじめモラルのないウサン臭いビジネスなのだが、案の定発足そうそうに躓いてしまった。
原告は人材派遣の「パーソルテンプスタッフ」、被告は「小さな一歩」から業務委託を受けていた「大木総合法律事務所」、大木から9人の人材派遣を依頼されるも当初一か月で早くも派遣社員の給料支払いが滞り、呆れたテンプスタッフ側が約346万円の支払いを求めて、東京地裁に提訴したのだ。
前澤友作の取立て代行に依頼してくる顧客が圧倒的に少なく、元相方が無職だったり、すでに破産状態だったり、住所不明だったりと、解決のしようのない顧客ばかりで、さすが「小さな一歩」もお手上げ状態だった。
「日本社会の課題を解決する」とメディアに大見得をきった前澤だったが、黙ってスペースXの宇宙船で月へ脱出するしか残された手段はない。
前澤友作に騙されるな
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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