中国人は平然と嘘をつく

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 信頼する中国人から、今までに3回大きな嘘をつかれた。
 いずれもその大きな嘘を悪びれていない、というのが不思議だった。
 日本人にはとても理解できないが、いったん約束したことを平気で反故にする。理由について日本人ならば常識、または良識、国際的なルールなどが判断材料になるが、彼らはまったく考え方が異なる。
 彼らは徹底的に中国人本位、強烈なミーイズム、民族単位でいわしめれば世に名高い「中華思想」というやつだ。まわりが何と言おうと彼らなりの論理を一方的に確立し、断固として曲げない。手のつけようのない民族なのだ。
 はじめての経験は初めての経験は京都のとある織元、バブルのまえで飛ぶ鳥を落とす勢いのメーカーだつた。
 上海の公司との契約で生産工程の一部を中国に下請けに出すことになった。素材を送り、デザインを送ると、次々と下請け条件を変えてくる。理屈をつけて値上げしてくる。そのうち織機を何百台か送ってくれ、ということになった。働く人の技術を上げるのに必要である、ということだったが、結局は日本の技術を盗むための理由だとわかった。結局そのプロジェクトは、素材を盗まれ、デザインを盗まれ、そのうえ機械まで取られて終わった。
中国国旗.jpg
 二回目の経験はいま中国の対外的な顔になっている王毅外相である。
 王毅さんは駐日大使を務めていた当時、親日派としてこの国の政界も財界も文化芸術の世界でも人気があった。高名デザイナー某氏もすっかり
彼の人柄見識に惚れこみ、ある時軽井沢でもてなすことになった。
 お菓子もとらやさんに依頼し、中国の国花である牡丹の生菓子をしつらえ、立礼式のお茶でもてなした。その立ち居振る舞いといい、温厚な表情といい、さすが中国の大人は違うといった佇まいだった。
 ところがいま福島の冷却水問題ではあくまで汚染水といいはり、ついには日本の水産物を輸入禁止にするという暴挙の仕掛け人になっている。
 自国の原発冷却水については、黄河、長江、東シナ海、南シナ海に100%垂れ流しにもかかわらず、IAEAの審査基準をクリアし、安全を保障されている日本にたいして汚染水と揶揄して攻撃する。
 前任の秦剛外相は習近平の台湾進攻に逆らって解任されたと伝えられているが、あの王毅外相は習近平の犬に成り下がっている。
 中華思想とは日本人の理解をこえている。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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