一茶と山頭火を考える2月の軽井沢ぶんか組

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 2024年の軽井沢ぶんか組は「いま 俳句の時代」……一茶と山頭火 と題して開きます。
 前半では江戸町衆から農民のものであった俳諧のむかしから、明治を迎え俳句となり、近代の自然主義思想やモダニズムにもまれながらも、日本人と日本語のオタカラとして今日を迎えた俳句の歴史、さらに五七五の構文と季語、季題に拘束されてきた「やまと言葉」と「政治権力」の因縁、さらにそうした約束事からの解放を叫んで、文学・芸術の高みをめざした自由律の現代俳句における意味、必然を検証します。
 さらに俳句の世界ならではの用語解説。
 後半では信州で絶対的人気を誇る小林一茶の生きざまと実相をさぐり、一茶人気のからくりと原因にせまります。
 最後は漂泊の自由律詩人山頭火の世界を、多くの作品とともに鑑賞し、山頭火の遺徳を偲びます。
小林一茶.jpg 種田山頭火.jpg
 いま俳都松山を中心とした俳句甲子園、多くの新聞にある新聞俳句、さらに夏井いつきによるテレビ俳句などで、俳句の潜在人口が急速にふえているという現状にたいし、俳句の歴史と評価について皆さんと考えともに語りあいたい、それが今回のテーマです。
 俳句は和歌、川柳、詩、などとともに日本だけの短詩系文学であり、日本語のユニークな資産だと考えます。
日時━2024年2月18日(日曜日) 14時  
場━軽井沢駅北口 東雲交差点右入ル Café来美
☎ 0267-31-5110 Ms.SUMIBO(要予約)


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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