小諸市はとうとうルイ・ヴィトンというユダヤ資本の宣伝部に成り下がった。浅間山へ登る道沿いの104㌶の森をわずか1000万円の金で「ルイ・ビィトンの森」と命名し市民の森林整備への関心のきっかけになれば、というのだがとんでもないことだ。ヴィトンという鞄やの宣伝に組みして間伐や草刈りを請け負うのだそうだが、小諸は市長以下いつから私企業の宣伝部になったのか。カルチェにしろ、ヴィトンにしろ、欧米のユダヤ・ファッション企業は宣伝のフィールドを、みな「芸術」「伝統」「自然」の三大テーマにしぼっている。宣伝といえば、新聞、テレビ位しか頭にない地方の素朴な役人には、宣伝戦略としての森林メディアなど思い及ぶべきも無いのかもしれないが、コングロマリットの術策にまんまと嵌った典型的な例だ。役人というのは、どこへいっても「前例がない」ことを言い訳に、なにもしたがらないものだが、たまに前例をくつがえすと、常識では考えられないことを平気でする。気が付いたら、森どころか「浅間山」が「ルイビィトン山」になってしまっていたなどという痛恨の事件が起きるかもしれない。
ルイ・ヴィトン宣伝の森。
コメント
1件のフィードバック
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うーん、やっぱりね。といったところです。
確かに「なぜヴィトン」と違和感を覚えました。企業名を冠したイベントは山ほどありますが、今後お役所も財政難で「何でもあり」になっていくのでしょうね。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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