モデル立ちする女子アナ達

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 ままワイドのテレビ・ニュースを見ることがある。
 あきれるのはニュースの司会やアシスタントを務める女子アナの非常識な態度だ。本来、プロデューサーやディレクターが注意して直せばいいことだが、ここ20年ぐらいの女子アナ商品化路線で、社内スタッフにもしっかりと女子アナを管理演出する能力が失なわれているのだろう。
 ニュース・ショウのオープニング、ずらり並んで挨拶をする。男性司会者はきちんとイッソク(かかとをつけ足を揃えて立つことをいう)に立って礼をするのだが、となりの女子アナはモデル立ちのまま、片足の前にもう一方の足をそえて、視聴者に挨拶をする。
 とんでもないことだ。モデル立ちはあくまで足を重ねて細く見せるためのファッション・テクニックであって、挨拶のためのカタチではない。日常生活では、上から目線で相手を見下したときにしか、そうした態度はとらない。イッソクにたって確りとお辞儀をすることが、人間の礼儀なのだが、すべて自己顕示欲にまみれて脳ミソが腐っているため、ああした態度で挨拶をするのだろう。
 フジテレビNews JAPANの秋元優里、日本テレビNews ZEROの鈴江奈々など、たって視聴者と向かい合った時、あからさまにそうした腐女子ぶりを発揮している。
 急遽、西海岸からやってきたアメリカンなモデル達には、ガムをかみながらモデル立ちでフィナーレにを迎えるとんでもないのがいるが、ニュースを伝える女子アナ達はもう少し上等であって欲しい。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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