ヒップホップする中学生

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 文部科学省ってバカな役所だなあ、とおもっていたけど本当にバカだな。というのは2チャンネルの書き込みだが、つくづくオバカな役所だと思う。
 中学一年の必修科目に、ヒップホップを取り上げるという。官学出の優秀なはずの役人が、いつから黒人ダンスのプロモーターに変わったのか。ゲットーの道端から始まり、たしかに世界的な流行にはなっているが、学校の義務教育で取り上げるようなものではない。ジャズ、ディスコ、レゲェ、ヒップホップと移り変わってきたような、ひとときの流行ダンスでしかない。
 明治の新しい学校教科書で、音楽から邦楽をけずり、わずか数行でかたずけたために、このくにの伝統音楽は滅亡のみちを歩き、西洋音楽一辺倒の不幸な状態を招いてしまったのだが、いままたヒップホップダンスなどという下品なものを教育にとりいれ、愚民教育を推進しようとしてる。その暇があったら日本舞踊や民謡をとりいれ、日本人のアイデンティティを確立したほうがはるかにいいだろう。
 早速にワールドリズムダンス技能協会なる不思議な団体が名乗りを上げ、「ヒップホップダンス基本技能指導士」の検定は当協会へと、名乗りを上げた。まずテキスト代6000円、受験料25000円、二日間講習ワンステップ30000円、スリーレベル受講して650000円と見事な集金システムになっている。
 踊れない先生はあわてて生徒の眼にふれない、遠くで受講するという寸法のようだ。
 「そんなのどうでもいいから、基礎学力なんとかしろよ。(名無しさん)」 この声のほうがはるかに正しいように思うが 如何。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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