英国王室からの離脱を宣言、アメリカに移住したハリー王子とメーガン妃が、離脱の理由として人種差別があったと発言。
オブラ・ウインフリーという黒人インタビュアーとのインタビューで、ギャランティ700万ドルの会見で全米に放映された。黒人差別が社会問題化しているアメリカで絶好の話題となった。
そもそもアメリカという国は、建国の理念が合衆国であるにもかかわらず、人種問題が一向に解決できない国家である。それほどにこの黒人問題というのは奥の深い厄介な問題なのだろう。
ニューヨークのマンハッタンにいってみるとよく判る、今やマンハッタンの島内の一般住宅はほとんど黒人居住区となり、白人は島のそとに移ってしまった。白人労働者は島の外からマンハッタンに通ってくる。ともに同じマンションの下では絶対に暮らせないというのだ。生活習慣、民度が違いすぎ、なによりもマンションの臭いが変わってしまう。民族差別の意識はなくとも生理的に一緒にはなれない、と本音を話してくれた友人がいた。
さて英国王室だが、ノルマン朝から現在のウィンザー朝までヨーロッパ先進文明の先頭にたって近代の生産社会から資本主義経済まで開拓してきた自負にみちている。芸術文化の面でもアングロサクソンとして先進の知性を生み続けてきたプライドがある。
アングロサクソンのスポーツとして愛してきたテニスもゴルフもみな黒人に取られたが、血を流した闘いのすえ継承してきた王室まで蹂躙されてはたまらない。そうした民族の意識が底流にあるため、メーガンの振舞いやハリーの無知が許せない。
これはアメリカ人や、近頃の日本人には理解できないイングランド人の根性でもある。
英国王室に入りたいなら、カーテシーのわきまえを身につけ、アングロサクソンの歴史を勉強してからにしろ、ということだ。
日本と日本人への最大の祈りである大嘗祭を簡単にしろといい、KKにこだわる無知な姫君と同じことが、海の向こうでも起こっている。
ハリー王子とメーガン妃の愚行
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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