スマホやめますか、大学生やめますか

by

in

スマホやめますか、大学生やめますか
 「スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって害毒以外のなにものでもない。スイッチを切って、本を読み、友達と話をし、自分で考えることを習慣づけよう。」
 信州大学入学式に、山沢清人学長から、新入生2000人にむけて発せられた言葉だ。
 スマホによるSNSの害はいまマスコミを賑わすしている話題だが、なんでもスマホに頼る異常な光景はあちこちで見られる。ゲーム、検索、交流すべてをスマホに頼り、生活の半分以上をスマホに手わたしている人間がかなりいる。JR山手線などで、車中八割の乗客が申し合わせたように、スマホを覗いていて、ぞっとすることがある。 スマホの小さい画面ばかり見て、窓のそとのアルプスの雄大な自然を見逃すとはもったいない。と生協の白石さんもいっている。
 スマホやめますか、それとも大学生やめますか、のアピールは強烈かもしれないが、ケイタイをもったサル以来、あちこちで論じられている。
 ネット検索一発で終わるのではなく、辞書を引き、ノートに手書きすれば、論旨も整理でき、五感も鍛えられる。スマホを手にしても、スマホに支配されず、適当に利用すればいいと主張する人たちもいる。ただゲームのような習慣性ソフトには嵌らないことが肝要。
 若い学生時代に養わなければならない人間力にとって、スマホより対人力、思考力のためには、人間や自然と向かい合うことが重要なのは論をまたない。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


カテゴリー


月別アーカイブ