本日の入園料は800円です、まだまだ。 本日の入園料は1000円…まだまだ。 本日の入園料は1500円、それ行け、というのが、足利の藤の花の公園。藤の花が満開をむかえると、入園料が一気に上がる。民間の商売感覚とは、そうしたものだろう。満開の藤の美しさを堪能できたのだから、1500円は高くない。満足の花をお見せできないときは安くいたします、という商人のモラルがかいま見える。
東京スカイツリー、350メートルの天望デッキまで2500円、さらに天望回廊まではプラス1000円、曇りの時は雲ばかり、雨の時はなにもみえない。関八州、太平洋まで見渡せるからとはうたっていません。見えても見えなくとも料金は同じ、お客様の思い込みの期待にまで、責任はとれません、というのがスカイツリーの言い分。風速15メートルを超えるとエレベーターも動きません。お客様の安全のためです。時間指定の完全予約制ですから致し方ありません。
一番高い天望回廊には、個室トイレが男女一つづつ、共用ひとつ、回廊の収容人数900人にたいしてというから、人間の営みを無視したとんでもない施設といえる。
景色は高すぎてリアリティはないが、とにかく少しでも高いところに登りたいという単純な趣味のひとにはむいているかもしれない。入口のモスキート音に耐えて、俺様はネズミではない、人間さまだと確認し、スカイツリーに登ったぜと、つまらない土産物をくばる楽しみは、充たしてくれるだろう。
スカイツリーと言う詐欺
コメント
2件のフィードバック
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企業の思い上がりっつぷりがよく分かる話ですね!
「頭の悪いプランナーが、運用益を計算するとこうなる」良い教材になります。しょうもない、ミニクレームの積み重ねがどんな形に昇華するか楽しみです!
どうせ思い上がるなら、料金を10倍にすれば、クレームも減るでしょう。入場者も1/10には落ちず、2/10位に落ち着きそうです。
夏頃には、スカイツリーを背景に記念写真だけ写して、後はショッピングが楽しめる代替ツアーが誕生するかもしれません!
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今、深夜TVを見ていたら、
5月23日の朝、業平橋の駅名を変えるの不服とした、心ある人達が、東京タワーの展望台に集合した事を放映していました!
なんだか、温かい気持ちになりました!
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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