日本男性は女子の長髪を好む、という都市伝説が長いこと信じられてきた。
その所為かどうか、女子大生の多くはワンレン・ストレートが圧倒的に多い。
湯女たちつまりお風呂の接待婦もあらかた長髪にしている。
が来日した欧米人は、銀座や新宿の目貫通りで、女性たちのグループで歩く後姿をみて驚く。全身の三分の一が黒い髪で、そのしたに胴と短い脚がついている。黒髪のお化けが歩いている。彼らの感覚では、全身の七分の一から精々六分の一までが髪の毛の分量、全身のバランスから言って三分の一はない。日本人のように身長の低い民族が、さらにチビに見せる長髪にしているのは、GEISHA GIRLの伝統か、と質問される。
働く女性が増えて、ようやくショートカットの髪型に人気が集まってきた。いちいち髪型を気にしていたら仕事にならない。短いほうが、知的に感じるし、なによりも明るく活発な印象がする。長い髪をいじりながらの会議では、清潔感がないし、名古屋女と女子大通りで遊んでいるような気分になる。ショートならキャリアっぽくて、カッコいい、決断力もセンスもありそうだ。
CMでもショートカットの女が増えてきた。本田翼、能年玲奈、剛力彩芽みなショートでさっそうと動き回っている。但し決まりのカットの作り笑いは、ショート・ヘアには似合わない。
ショート・ヘアの魅力に目覚めてきた
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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