昆虫食がやたら話題になっている。
地球上の人口増加に答えるためには、タンパク質の豊かな昆虫食を食べる以外方法はない。
さあコオロギを食べよう!!! 何を言っている。コオロギの前にやることはいくらでもあるだろう。
「カメムシ」はメキシコでは人気一番、炒め物、素揚げOK、あの臭さは熱湯を掛ければ消えるよ。
「バッタ」は預言者ムハンマドが食べて、遠征に向かったと史実にある。
「カミキリムシ」も神聖ローマ帝国では小麦粉で養殖し、食用にしていた。
「ウジムシ」を食べようと煽っているのは、かのA新聞である。
ダボスに集まった世界の賢人たちは昆虫食をたべたことがあるのだろうか。きくところによると昆虫食レストランは、ダボスには一軒もないと伝えられる。
河野太郎大臣は何処かでコオロギを食べ、大変美味しかった、と感想をもらしていたが、自然界の食の循環のなかに、人間とウジムシの関係は存在しない。
昆虫食の前に、膨大な廃棄食料の問題など解決を放棄しているたんぱく源の課題は多々ある。
現在先進国の抱える廃棄食料を有効利用すれば、アフリカ大陸全市民の食料が賄えるとさえ言われている。
早まった政府は、農水省フードテック官民協議会やら、昆虫ビジネス研究会などを通してコオロギ食を進めようとしている。
重ねて「コオロギは食べたくナーイッ!!」「カメムシの素揚げもイラナーイ」
はやくもこの昆虫食ビジネスに、26社も手を挙げて参入と聞けば、原宿に昆虫食レストランが誕生し、キムタクの娘あたりがニッコリときどつて昆虫を食べる姿ガテレビ画面に登場するのは、もう目の前の事でであろう。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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