アムネスティが「売春合法化」に転じた

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アムネスティが「売春合法化」に転じた
 韓国朴槿恵大統領にとって予想もしないことが発生した。
 北朝鮮の強硬姿勢はともかく、彼女の反日思想の基本をなす、慰安婦問題について世界の認識が変わるかもしれないのだ。
 すべての人々の人権が守られる世界をめざして活動している700万人の会員がいる世界最大の人権団体アムネスティ・インターナショナルが、8月11日の総会に於いて、「合意のもとでの性労働に関わる行為」について、全面的に合法化すべきだとする決議を賛成多数で採択した。
 女性の人権を守るという立場から、売買春に反対してきたアムネスティがついにその看板を降ろしたのだ。
 いくら売春を禁止してもイタチごつこが繰り返され、貧困国では当然のごとくに行われ、先進国でも何処へ行っても裏メニューとして存在してきた。人類最古の商売とすらいわれて絶滅は不可能というのが、ついに今回の決定のようだ。
 「飾り窓の女」と呼ばれて有名なオランダでは、2000年に合法化し、売春婦も税金を納め、医療保険に入って身体を守れるようにした。それこそが売春婦たちが一番望んでいたことであったとさえ言われている。
 一方では同性愛が、市民権をえて世界中でゲイパレードが行われるようになり、売春婦ならぬ売春夫があちこちに発生しては、耳障りの良い売春反対ではなんの対策にもならないと気が付いたのだろう。
 ノーベル平和賞、国連人権賞のアムネスティが「売買春合法化」に転じた意義は大きい。 日本のアムネスティはなんと反応するのか、朴槿恵反日大統領はなんというのか、
 人権と売買春の問題は、21世紀のモラルにとって最大の課題ではないだろうか。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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