アナ志望ミスキャンパスのお馬鹿振り

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 ミス東洋英和の甘ちゃん振りが誌上を賑わしている。たかが「ホステス」位で、女子アナ内定を取り消すのはけしからんという女子擁護派。いやテレビというのは、本来清潔でなければならない、だからバイトであるにせよ、ホステス経験者は困るという否定派。
 ここで忘れられているのは、茶の間のブラウン管にこの女子が登場したときの反響だ。この世を覆っている耳障りのいいキャッチに靡く困ったオバサンパワーを忘れている。このオバサン達は、やたら騒ぐのが好きだ。テレビはコノオバサン達にとって手頃なオモチャ。あの司会者はきにいらない。朝からオカマを出さないで。とくに女子アナには性の匂いがあると絶対にいけません。嫌われる。旦那の浮気相手とかぶるのだろう。
 夏目三久のコンドーム事件もそうだったように、茶の間の総攻撃に遭遇する。日本テレビの人事担当もそのことがいちばん気になった。だから内定ずみの女子アナ候補生をキャンセルにした。
 さて女子アナになりたいミス東洋英和だが、水商売のなんたるかがまったくわかっていない。水商売に身を投じた覚悟がみえない。ご都合本位のミーイズムだけだ。ましてや就職したい会社を訴えてこれから先どうするというのか、不思議な非常識人だとしかおもえない。
 日本テレビは変な女に捕まったとあきらめるか、どこかで和解して金を払うかしかないだろう。女はどうせ日本テレビの現場では仕事はできないのだから、このさい方向転換して、テレビ東京あたりで、「孤独のホステス」なんて番組を目指したら如何。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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