わきまえない女と男

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 「わきまえない女」が話題になっている。
 女に限らず男でもわきまえない人々が急増しているような気がする。
 この場合のわきまえないは、性差別のことではなく、社会に対して自己の立ち位置みたいなものについて、わきまえていないのである。
 総理、総理とさけんで、揚げ足とりをする政治家やら、社員の枠をこえてコロナ、コロナとテレビ画面でわめいて正義つらをする男、
 自国領土で豊かな国をめざせばいいのに、隣国の島々に出張ってきて横取りしようとする共産國などもわきまえない困ったちゃんである。
 わきまえない男もわきまえない女も世界にはやまほどいる。
 芸人の始まりもほとんどが「わきまえない」ところから出発する。わきまえていない芸だから付きあわされる観客にとっては迷惑な話である。
 そんなの関係ねぇと海パンで人前にでてくるのやら、駄菓子屋のフロクみたいな恰好でオシッコもらした話を得意気にする女芸人など、少しまえまでは存在しえない芸人だった。
 さすがに安いサービス盆で局部を隠す芸人は、どこかへ消えてしまったようだが、そんなものを売り出す芸能プロも、買うプロデューサーも.
すべて「わきまえないメディアの寄生虫」である。
 ラクビー協会では、外部からの理事として新聞記者上がりの女性をいれたところ、この女性のわきまえない振りにふりまわされ会長以下全員が迷惑をうけたようだが、コロナで国民全員がささくれ立っている時に、うっかり言った言葉がスケープゴートにされ、森元首相も不運な人である。


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プロフィール

星野 和彦

Kazuhiko Hoshino

1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表

作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞


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