スノーボード・ハーフパイプの国母和弘が、とんだ騒動を起こしている。本人は一向に悪いと思っていないようだが、大学三年にもなって、スポーツの意味も、スポーツ選手としての規律も心得ていない。オリンピックとはどういう場なのか、まったく無頓着で、志賀高原あたりでヴイヴイいわせているプータローのレベルだ。ネクタイをルーズにむすび、ワイシャツをズボンの外にだし、そのズボンは腰パン状態、原宿裏通りを徘徊している怪しげアンチャンなのだ。一番いただけないのはカーリーを編みこんで何本もぶら下げたドレッド・ヘア。黒人のゲットーで見かけるそれだ。アメリカでもヨーロッパでも一流のホテルやレストランでは入場拒否される犯罪者やアウトローのスタイル。テレビのインタビューに「かつこいいじゃん」などという馬鹿者がいたが、世界にはファッションにもルールがあって規律ある服装が要求されるということを学べきだ。お詫びのインタビューでは舌打ちするし、いちいち橋本聖子の方を伺っての吉兆ムスコ状態。橋本聖子は彼を甘えさせず断固日本に送り返すべきだったろう。
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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