剛力彩芽がとうとう芝居をあきらめた。
テレ東のISからスタートし、フジの月9ドラマ「ビブリア古書堂の事件手帳」に主演したが、視聴率は一桁、今年の春、テレビ朝日の「天使と悪魔ー未解決事件匿名交渉課」にも出演したが、自己ワースト視聴率5パーセントで撃沈、役者の展望が開けなかった。
これは本人だけの責任ではなく多分にマネージメントに問題ありとも思うが、同期の武井咲などが着実に仕事をしているのを見れば、本人も多いに反省しなければなるまい。
オスカーのゴリ押し女優といわれ、コマーシャルの多さにはあきれるが、今のままではどうにもならない。
踊りが上手すぎて困るのだ。本人は意識していないのかもしれないが、踊る手足がいかにもドヤ顔で、バックダンサーを置いてけぼりにしている。バックがシャープに踊って、真ん中のスターはすこし抑え気味に踊り、あるパートを一気に躍り込んでこその大スターなのだが、肝心のそこが判っていない。
自分だけが張り切ってドヤッ上手やろと見せつけられる。これからは唄とダンスを中心に活動するというが、そのへんのアンサンブルの妙を学ばなければ失敗を重ねることになるだろう。
折角の個性なのだから、上手に溺れることなく自分を見つめ直して欲しい。無節操なコマーシャルの露出もすこし控えた方が、女優としての奥行きができるとおもうが。
とにかくマネージメントのオスカーの意識改革が必要だ。儲かりさえすればなんでもかんでもという利益一辺倒のマネージメントでは優れた女優は育たない。
なぜ剛力彩芽は挫折したか
コメント
プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
コメントを残す