「戦争になったら、あなたは国のため戦いますか?」
世界各国の18才以上の男女を対象にした「世界価値観調査」の設問のひとつである。
日本は13.2%、しか立ち上がらない。世界79カ国中最低というレポートである。
今世紀にはいり、移民問題、貧富の格差、権威主義的国家の台頭により、各国ともにナショナリズム、民族意識、国家観が急速に育ってきたと、レポートにある。
日本だけがのほほんとお花畑のなかで生き続けている。優れて占領軍の植民地政策が成果をあげているということだろう。更に驚くべきことに「分からない」と答えた人が、31%と突出している。ミーイズムだけで国のことは考えたことがないのだ。
唯一の被爆国だから核廃絶、戦争を起こしたから国旗掲揚拒否、日教組の国史否定、日本人は悪かったという故なき自虐史観、そうした本質をみないオバカによって丸裸の世界観が育てられてきた。テレビでは「戦わない自由もある」ともっともらしく声をあげる自称弁護士もいる。
ウクライナの現実を見ても、台湾への脅迫をつきつけられ、尖閣の支配権を無視され、北方領土をとられても、一向に不感症のとんでもない日本人が多数存在するということだ。
歴史観のないオバカだらけのこの国はいつになったら、眼がさめるのだろう。
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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