今試乗したいクルマにスズキのハスラーがある。
ハスラーのデザインは色彩において圧倒的にはじけている。パッション・オレンジ、サマーブルー・メタリック、鮮やかなポップカラーが、人気の上位をしめ、夏はブルー系、秋はオレンジ系と季節ごとに人気色が変わる。まるで09のファッション・ブティックのようだ。
軽といえば、なんとなく貧乏臭くオバサン達の実用車だったのが、ハスラーは30歳以下の若者に受けている。クルマ離れの世代から改めて見直さられた軽自動車なのだ。
メーカーは「軽クロスオーバー」という新しいジャンルの誕生と自画自賛しているが、実用にファッション性をプラスした軽という点がなんとも心ひかれる。
あとはエンジン系の問題だ。永年国産車にのっていたが今世紀になり、アウディに乗り換えた。
駆動音の心地よさ、接地面の安定性、なによりも四輪駆動の性能に於いてクワトロは圧倒的に優れている。やはりドイツ人の脳みそとの違いをひしと感じるクルマなのだ。
永年乗っていたスバルの四駆はなんだつたのか、と思わざるを得ない。長旅の運転は疲れるから嫌ではなく、長い間運転していたくなる魅力がある。やはりヨーロッパ車に一年の長ありの印象だ。
要はハスラーの運転性能はどの程度なのか、ということだ。安っぽさがなく1万乗っても2万乗ってもガタのこないしっかりした乗り心地であれば言うことない。
あとは眼玉まわりの可愛さに、後すこしのお洒落感をプラスすれば、日本の軽として世界に誇れるクルマではないだろうか。
いま試乗したいクルマ
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プロフィール
星野 和彦
Kazuhiko Hoshino
1931年 9月17日 東京に生れる。
1954年 成蹊大学政治経済学部・芸術社会学コース 卒業。
1955年 旧帝国劇場文芸部 所属。
1958年 テレビ朝日(旧NETテレビ)制作局演出部 入社。
1960年 フランス・パリ・ムーランルージュより演出として招聘される。1年間滞仏。
1961年 テレビ朝日復職。
1968年 テレビ朝日制作局チーフ・ディレクター、企画室ブロデューサー を最後に退社。
星野演出事務所 設立。代表取締役 就任。
1973年 クリスチャン・ディオール取締役 就任。
1975年 SKD松竹歌劇団 演出就任。
1977年 東京フィルム・コーポレーション 取締役。
1980年 リード・ファッション・ハウス 代表取締役 就任。
1990年 軽井沢に居を移し現在までフリーの 演出家、プロデューサーとして、また執筆活動に従事する。
現在
日本映像学会 民族芸術学会 所属
テレビ朝日 社友
星野演出事務所代表
作品受賞歴
1953年 芥川竜之介作「仙人」第二回世界国際演劇月 文部大臣賞
1967年 連作みちのくがたり「津軽山唄やまがなし」芸術祭奨励賞
1970年 連作みちのくがたり「鹿吠えは谷にこだまする」芸術祭優秀賞
1971年 ミュージカル「白い川」芸術祭文部大臣賞
1992年 NDK日本ファッション文化賞
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